英語で未来を表す表現は、代表的なものでwillとbe going toがありますよね。中学生の頃に習ったはずですが、いまだにこの違いがはっきりしていない人が多いのではないでしょうか。今回はその表現の意味の違いについて解説していきます!
そもそもwillとbe going toの使い方って?
今回はwillとbe going toの違いについて解説していきますが、その前にまずそれぞれの使い方をおさらいしていきましょう!
★willの使い方
willを使って未来を表す場合は、<will+動詞の原型>の形にします。willは、簡単に分けると2つの使い方があります。①単純未来と②意志未来です。
⚫︎単純未来 話し手や主語の意思とは関係なく、自然のなりゆきで起こるであろうことを表す
My father will be fifty next year.
私の父は来年50歳になります。
It will rain tomorrow.
明日は雨になるだろう。
⚫︎意志未来 「〜する/〜するつもりだ」という主語の意志を表す
I will do my best.
全力を尽くします。
I will always remember you.
あなたのことは絶対忘れません。
★be going toの使い方
be going toを使って未来を表す場合は、<be going to+動詞の原型>の形にします。be going toも、①意図・計画と②推測の2つに分けられます。
⚫︎意図・計画 話す前からすでにするつもりでいたことを表す
I’m going to buy a new car.
私は新しい車を買うつもりです。
⚫︎推測 今すでに存在する状況から話し手が「そうなる」と判断していることを表す
It’s going to rain.
雨が降るだろう。
ここまでwillとbe going toの使い方を簡単におさらいしてきましたが、これだけじゃ2つの違いはわかりませんよね。以下で詳しく説明していきます!
willとbe going toの違いは「その場で決めた」かどうか!
まず例文を見てみましょう。
⚫︎will
’’The telephone is ringing.’’ ’’OK, I’ll answer it.”
「電話が鳴っているよ。」「わかった。私が出るね。」
この文では、電話が鳴っているよと言われ、「じゃあ、私が出よう」という気になったことがwillで示されています。willは、その場で急にする気になったことを表すのです。他の文を見てみると、
I’ll have a large iced coffee.
ラージサイズのアイスコーヒーをください。
この文も、お店でメニューを見てその場で頼む商品を決めた場合、willを使って表現します。
⚫︎be going to
’’What are your plans for today?’’ ’’I’m going to meet a friend and watch a movie.’’
「今日の予定は?」「友達に会って映画を観ます。」
この文では、今日の予定について話しています。そのため、今その場で突然決めたことではなく、それ以前からそうするつもりでいたことをbe going toを使って表しているのです。
I’m going to ask her to marry me.
彼女に結婚してくれと頼むつもりです。
この文も、その場で決めたことではなく、その前から結婚をしたいと思っていて、彼女に結婚を頼もうと決めていることを表しています。
いかがだったでしょうか!未来を表す基本的な表現なのに今までなかなか違いがわからなかったと思いますが、理解できたでしょうか。簡単に覚えておいて欲しいのは、willとbe going toの違いは「その場で決めた」かどうかということです。willはその場で、be going toは以前から、ということです!何度も復習して覚えておいてください!
willはその場で、be going toは以前から!
コメント